思いついた言葉を書き連ねるところ。 Sound Horizonの曲を元にした短編の小説(詩)とか、書くかもしれない。
| Admin | Write | Comment |
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
フリーエリア
プロフィール
HN:
六桜
性別:
非公開
最新コメント
[11/13 通りすがりの関西人]
[07/18 。。。]
[01/17 NONAME]
[12/10 ・‐・]
[09/17 名無し]
ブログ内検索
最新記事
(04/05)
(02/05)
(01/09)
(12/27)
QMA
(12/17)
最新トラックバック
バーコード
最古記事
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ねぇ君、生きているのって、楽しいかい?

そう問いかけられた

人はさぁ、自分ひとりで生きてると思ってるんだよ
そんなことないのにね

一人じゃ生きていけないくせにさ。
僕はね、そんな君たちの中にいるんだよ

あの子の中にも、君の中にもね。
逃げたって無駄なんだ

喪うまで 逃がさない

静かに少年は笑った
PR


流れて行きなさい

どこからか声がする

流れて行きなさい

ここはどこだろう

そう思いながら、僕はそっと目を閉じた

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

笛の音を操り、一人また一人、列に加えてゆく。

仮面の男とともに、歩き出す

そのパレードはどこへ向かっているのだろうか・・・

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
『彼女』はどこにいるのだろう


やっとおそろいになれたのに・・・
何故・・・何故なの・・・
女は星屑に向かって手を伸ばすが、届くはずもなく
握り返してきたのは「仮面の男」だった

女は物言わぬ可愛いだけの人形じゃないの
愛しいあなたは解ってるの?
月があなたを狂わせたの?
しょうがないじゃない、愛してしまったんだもの。
星が私を狂わせたのは何故?

衣装も洋靴も、口紅も深紅に染め
左手には花束 右手には約束を
疾りだした衝動はもう止まらない

それは偶然だった
全ては彼が 私の知らない女と
おそろいの白い服を着て幸せそうに歩いていたから・・・

束の間、放たれたのは鉛の弾丸

あなたの白い衣装(シャツ)も 今は――

彼女は彼の白い服の
純白の白から、深紅に変わっていく様を見、
「これでおそろいね」と呟く

しかしその刹那
その鮮やかに血塗られた服の色が変わり始めた。

酸素に触れた赤
やがては黒に近づく
それは示す
二人はもう永遠に 一つにはなれないということを。
彼女は知ってしまった

『彼女』を求め、『男』は移ろう


犠牲にされた妹。
「でも、私は絶対に赦さないからね・・・」
緋く燃える焔の内に見える『男』を見据え、女は笑っていた


妹は誰からも愛されていた
器量の悪かった私は、そんな妹が妬ましかった


「妹(あの子)は他人とは違うから、
 お姉ちゃん(あなた)が助けてあげてね」

それが病の淵に倒れた母が遺した言葉だった。
母が亡くなった後、暮らしに変化が訪れる。
私は朝夕構わず働いた。
村の男達は優しかったけど、女達は冷たくなっていった。

そして
妹が子供を身ごもっていると発覚した。
村の男達は互いに顔をみあわせ口をつぐむ

派手な打音を立て、仕立て屋の若女将が妹の頬を張り飛ばした
ぐらりと世界が揺れた
そして私は若女将につかみかかり―――

妹は酷い仕打ちにあい、傷ついたはすなのに
でもあなたはやさしい子だから 全てを赦すのでしょうね

「――等しく灰に還るがいい!!」
燃え盛る焔を見、凍りつくような微笑とともに
つぶやいた
≪ Back  │HOME│

[1] [2]
忍者ブログ [PR]
material by:=ポカポカ色=