思いついた言葉を書き連ねるところ。 Sound Horizonの曲を元にした短編の小説(詩)とか、書くかもしれない。
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『彼女』はどこにいるのだろう


やっとおそろいになれたのに・・・
何故・・・何故なの・・・
女は星屑に向かって手を伸ばすが、届くはずもなく
握り返してきたのは「仮面の男」だった

女は物言わぬ可愛いだけの人形じゃないの
愛しいあなたは解ってるの?
月があなたを狂わせたの?
しょうがないじゃない、愛してしまったんだもの。
星が私を狂わせたのは何故?

衣装も洋靴も、口紅も深紅に染め
左手には花束 右手には約束を
疾りだした衝動はもう止まらない

それは偶然だった
全ては彼が 私の知らない女と
おそろいの白い服を着て幸せそうに歩いていたから・・・

束の間、放たれたのは鉛の弾丸

あなたの白い衣装(シャツ)も 今は――

彼女は彼の白い服の
純白の白から、深紅に変わっていく様を見、
「これでおそろいね」と呟く

しかしその刹那
その鮮やかに血塗られた服の色が変わり始めた。

酸素に触れた赤
やがては黒に近づく
それは示す
二人はもう永遠に 一つにはなれないということを。
彼女は知ってしまった
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